5月18日の日記

2004年5月18日 音楽
今日は仕事のない日で、午前はパッチワークのサークルに行って、お昼は友達とふたりで、串カツを食べに行った。
動物園の近くのジャンジャン横丁の「八重カツ」というお店。
 安くて美味しいのです。ソース2度づけは禁止です。

楽しい日なのに、朝から頭がどよ〜んと痛かったので、ビールはやめておきました。

 
 友人は、まだ若いのに、ご主人を3年前に急に亡くしている。
 これまではパートみたいな働き方をしていたので、もっとしっかり稼がなくては、、と思っているみたいだ。
 大変やなぁ、と思う。 立派な人なのだ。
すごくいい人なのに、なぜ困難に遭ってしまったのかな、、と考えてしまう。なぜか分からないが、いい人は、苦労している。
 思い巡らすと、そんな感じがする。

この世は修行の場なのかなぁ。レベルの高い人ほど、苦難に遭うようになってしまうのかなぁ、、とつい考えてしまうほど。

今日、注文してたCDが届いた。「クラシック2002」2枚組。
 聴いてみたら、いい感じだった。
グラディエーターの終わりに流れる「ついに自由に」という曲や「映画「コレリ大尉のマンドリン」の中のペラギアの歌など映画音楽や、パバロッティや、ブライトマン、その他オーケストラや、色々なパターンがあって、気持ちが高揚する感じの曲が多くて楽しい。最後は、小澤征爾指揮のニューイヤーコンサートの「ラデツキー行進曲」です。観客の手拍子が入るお馴染みの曲。
 2500円で、とても安かったとうれしい。

5月17日の日記

2004年5月17日
うちには勉強机がひとつしかなくて、このごろTTが机に向かって勉強するようになり、キャラメルはどこで宿題をすればいいのかとウロウロしているので、ロフトベッドを購入することにし、昨日届きました。
 机がすごく大きくて、2人でいっぱい本やノートを広げても大丈夫そうです。
 ベッドはTTが「自分のだ」と主張していて、楽しみで登りたいキャラメルとの攻防が、巻き起こりそうです。

大きいし、重いので、組み立てが大変そう。。

5月16日の日記

2004年5月15日
はまってはいないけど、たまに「冬のソナタ」を見ることがあるが、主役のヨン様の吹き替えの声が合っていないと思う。
 顔などの骨格や体格が似ている人が声が似ているので、ヨン様だと椎名桔平がきっと似合っていると思う。
 ストーリーは、イライラしてきて、私にはしんどい。主題歌はいい。

NHK「新撰組!」を最初は見ていたけれど、この頃は見なくなってきた。好きな人(例えばオダギリジョーとか)がいっぱい出てるし、配役もなかなかだと思うので、見たい気持ちもあるけれど、どうにも見てると気恥ずかしくなる。お芝居すぎてリアルさに乏しい。

新撰組、のような生と死が隣り合わせで、多くの人を傷つけつつひたすら破滅に向かって突き進んで行く集団を描くには、あの芝居は絵空事でノーテンキすぎて、私にはつらい。
 愚かさも真剣さも、真正面から捉えた描き方で見たいと感じる。
 剣の稽古などよりも、集っては酒を飲んで論じ合ってばかりの勤皇の青年たちは、常に死を意識しつつ剣の稽古に励み、いざ実戦となると徹底的に鎖帷子などで、体を覆い尽くし準備万端で現場に駆けつけた新撰組の隊士にかなうわけがない。

そういう狂気さえただよう集団としての新撰組がイメージである。
 

お散歩ブック

2004年5月15日 読書
ISBN:4043651023 文庫 杉浦 さやか 角川書店 2002/09 ¥580
今日可愛い本を買いました。

今日はデパートで、母が美味しいと言っていた「お米の純生ルーロ」 ロールではなくルーロなのだ
 という米粉で作ったロールケーキを買った。黒豆が入っていて生地はすごく繊細な感じのケーキです。
ライン入りの花ふきんと虹色の刺し子用の刺繍糸を買って、今夜仕上げて母にあげようと思います。
 明日は、ナンテオゾサンが会社の人2人と一泊旅行に行くのに、キャラメルも付いて行くので、送り出してから実家に行って来ようと思う。
TTも誘ったが、明日は学校に自習に行って、夜、中学の時の友達とボーリングに行くそうだ。

5月13日の日記

2004年5月13日
イラク武装勢力に殺害される様子のビデオをウェブサイトに流されたアメリカ人青年、ニック・バーグさん。
 恐れていたことが、起こってしまった。
この26才の青年は、イラク訪問前はアフリカの発展途上国でレンガのつくり方を教え、持ち物も分け与え、帰国した時にはシャツ1枚だったそうだ。
 新聞に、悲報を知って庭先に座り込む父親と、なぐさめるもう一人の息子さんの写真が載っていた。悲しみは計り知れない。

アメリカ軍による、イラク人捕虜に対する虐待のニュースには、あ然としたが、反面「やはり」とも思った。
 軍隊とは、そんなようなものだ。戦場に身を置いた兵士の心が醜くゆがんで行くのは、自明の理で証明済み。組織ぐるみで腐ってしまう。頑迷な占領地の異人種に対して、蔑視と憎しみを募らせていくのだろう。

イラク人にしてみれば、理不尽な占領との思いを持つだろう。爆撃で幼いこどもの命を奪われた母親や父親の気持ち。
あのような虐待のニュースを聞けば、若者達が怒りに震えるのは無理もない。

憎悪と悲しみの連鎖を、どうやって断ち切るのか。。

人間は、置かれた立場によって、違った考え方をする。私がもしイラク人だったら、、たまたま兵役に就いていたアメリカ兵だったら、、と考えると、全く違った行動をするだろうと思う。絶対正義なんてこの世にはないのだ。PLOとイスラエルの問題もそうだ。どちらの国に属しているかによって、行動せざるをえない。

だからこそ、一歩づつ退いて、許容しあうことが必要なのだ。
 それが、相手のためになると同時に、自分達のためになる。



 

5月12日の日記

2004年5月12日
仕事に行ってるおばあちゃんが、ショートステイなので、私は明日から4日間、仕事なしです。
 嬉し〜!
掃除機をかけて、カーテンを洗って、布団を干して、昼寝もしよう。
週末にナンテオジサンとキャラメルは、1泊で旅行に行くので、のんびりできる。実家に行って、1週間遅れの母の日のプレゼントなどを渡してこようと思う。
 母の好きなお菓子と、お金ってことになりそうです。
お金もらうのが、一番いいよね。なんていったって。

私も母の筈だけど、家の人は誰一人「母の日ありがとう」なんて言わなかった。恩知らずばっかりかよ。

5月9日の日記

2004年5月9日
民主党の菅さん、代表を辞任しそう。別に菅さんが好きではないが、何かやるせない。国民年金未払い問題は、はっきり言って腹の立つ問題ではない。さもありなん、という感じなだけだ。
 腹が立つのは、年金法案推進派の人間達が、自分らは払ってないという場合であって、反対派の人間が払ってない(勘違いで短期間ならなおさら)ことには、さして興味がない。

もうひとつ腹が立つことは、国民年金のお金を、天下り用のグリーンピア建設に湯水のように使い、経営のまずさから廃墟にしたまま、責任を誰も取らない事や、理事たちのけた違いな給与、退職金に使われ続けている事だ。

国民年金は、ある職種の人達が有利な、○○共済とかに分けないで、国民等しく同じ年金にして収入に応じた掛け金を徴収する。一定の年齢になったら、生活できるように受け取る、、、それでいいんじゃないか。ごく単純な話。

 これからの社会が本当に不安だ。
所得の格差が、ここまで広がると、新しい形の階級社会だ。
普通に教育を受けた人間が、日雇いの待遇でしか働けない。
 かたや、ひとにぎりの高所得者層。

一人一人の生活が豊かでないなら、それはいつか社会不安に直結する。犯罪者が増え、犯罪被害者が生まれる。

 司馬さんが言っていた。拝金主義のあの時代からこの国はおかしくなったと。

コミュニストでは、むろんないけど、社会の富は平等に分配されなくちゃ。 平等に分配されることが、国として幸福なありかただって、昭和の時代にやっと分かったはずなのに。働く気持があれば、場所はあり、あんなに活気があったのに。今や、そうではなくなっている。
 若者が働きたいと思っていても、不安定な働き方しかできない。 
 かたや、天下って何度も高給、退職金を稼ぐ人達がいる。

  一番嫌な言葉だ。「勝ち組」「負け組」

5月8日の日記

2004年5月8日
今日はキャラメルの初めての眼鏡を買いに行った。TTは近所で作ったんでフレームは2個のうちから1個を選び、2万円かかったけど、キャラメルはちょっと大きい眼鏡屋さんで作ったんで色々選べて12000円で作れた。
 
TTは、宿題を必死でやっている。いつ起きていつ寝て、いつ勉強するのやら。。もう付き合いきれない。
 作文や、感想文に一番苦労している。いつもそれで、私に聞いてくるが、なぜか最後は喧嘩になるので、もう「お母さんに聞かんといて」と言ってある。相談してくると、こちらも一生懸命に考えて助言をするんだけど、無視して変な文を書いたりするんで、はがゆくなり、つい「あほ」と言ってしまい「アホはお前じゃ」「お前こそアホじゃ」と言い合いになってしまうのじゃ。

 それで、「感想文はこの本を読んだことがない人にも分かるようにストーリーを書きながら、自分の感じたことを織り交ぜて書いていきなさい」とだけ助言した。 TTは、文を書くのが、なにより苦手なのだ。

前の初めてのテストの順位は、3科目(国、数、英)の合計で、320人中、151番だった。国語がものすごく足を引っ張っている。
 大体100番以内だと、いいそうなので、まぁまぁと言う感じか。。
本人は大学に行くと言っているけれど、しかも他府県の大学に進む気らしいので、ヤメテ〜という気持ち。

5月5日の日記

2004年5月5日 映画
ゴールデン・ウィークは、土曜日と月曜日に仕事1時間づつ働きに行き、帰りに買物しただけで、あとは見事に家にいました。
 まったく私は引きこもり主婦予備軍なんだなぁと、実感。
出掛けるのには、えいやっと気合をいれないといけない。

 前に取ってあった「ハイ・クライムズ」というビデオを見た。
アシュリー・ジャッド、ジム・カヴィーゼル、モーガン・フリーマンの法廷もの。
俳優は上手かったが、ストーリーはまぁまぁかな。

ジム・カヴィーゼルは「オーロラの彼方へ」に主演してる俳優で、以前その映画を見たときに書いた文を貼っておきます。

「オーロラの彼方へ」は、小説を2回も読んでいたので、イメージが映像になっておもしろかった。
 消防士の父の役は、デニス・クエードだったけど、ちょっとオジン過ぎたような気が。。
「ゴースト」のパトリック・スウェイジか、ジョージ・クルーニー、では、どうかな?
  ラッセル・クロウなら、めちゃステキだったかも。。
息子のジム・カヴィーゼルにしても、ちょっとキャストが地味だったかな。。? 
 もうちょっとキラキラ系でも、良かったような、、    贅沢?

5月2日の日記

2004年5月1日
今日は母と妹が来て、TTとキャラメルと私の5人でランチに行った。
 中国料理店の2000円のコース。前菜3種、海老の揚げ物、野菜、ひき肉レタス包み、酢豚、冷麺、チャーハン、ごま団子、ココナッツミルクのババロアでした。
 帰ってから家で母と妹は積んであった洗濯物をたたんでくれた。

カスタードクリームを作って冷蔵庫で冷やした。明日ホットケーキミックスで小さいドラ焼きを焼いて、カスタードをはさんで食べましょう。
 最近、パウンドケーキを焼いてないなぁ。
卵とバターと砂糖と小麦粉はいつも常備してるから、その気になればすぐに焼けるのに。ついめんどうで。
 子どもらが喜ぶので、明日でも焼いてみよう。

母がクリスティの本を貸してと言うので、本棚から4冊抜いて貸してあげた。沢山あったけど、どんな話だったかどれが面白かったか全く覚えていない。エラリー・クィーンもしかり。おすすめは?と聞かれても「覚えてない」としか言えない。
昔のように外国の推理小説も読みたいけど、余裕があまりない。

近所のレストラン

2004年4月30日
昨日はたまに行く洋風無国籍料理の店で晩御飯にしようと思ったら、TTは「行かん」と言い、ナンテオジサンは「行きたいが残業」と言った。
仕方なくキャラメルと2人で出かけた。
頼んだ料理は「トマト生ハムサラダ」「冷しゃぶサラダ」「きのこバジルスパゲティ」「ジャーマンポテトチーズ」「梅こぶピラフ」「プチブイヤベース」それとビール。計4500円。
 ブイヤベースはイマイチだった。何故かアツアツでなかったし、味もなんだか。。でも他はすごく美味しかった。
 ナンテオジサンとTTにはお好み焼きを買って帰った。

明日は母と妹が来て、私と子ども2人と5人で中国料理店に行く。2000円のランチのコースを予約してある。ナンテオジサンは仕事。ご苦労様です。
おばあちゃんはいつも沢山お小遣いをくれるので、TTはおばあちゃんの言うことはきく。「T君も行こな」と言われて「うん」と素直に返事してた。楽しみ。
TTはあほちゃうかと思う。。。お金と定期券は別に持ちなさいと、財布と定期入れを買ってやったのに、定期券を財布に入れて一緒に持って歩いてる。
 遊びに出る時に持って行くものだから、Gパンのポケットや机の上などに財布を置いて、朝しょっ中忘れそうになって玄関で「T、定期持った?」と私に言われて取りに戻る。
 定期入れは、制服のポケットに入れて、財布は別々に使えばいいのに。。
 言う事を聞かないのは、何かポリシーがあるのか。

検尿だって、テーブルの上に置いていったのを、たまたま休みだったナンテオジサンが見つけて駅まで追いかけてわたしてやったし。。

TTを見てると、イライラしてしまう。
工夫とか合理性とか考えない。  依怙地である。

家庭訪問

2004年4月27日
今日キャラメルの担任の先生が家庭訪問に来る。「お家を片付けといてな」と言っていたらしいので、絶対上がるつもりだ。。
 キャラメルは先生を「かわいい、面白いおっちゃん先生」と言っていた。どんな人やろ、、ドキドキ
 リビングを、すっごくきれいに片付けた!
すっきりしたわ〜!いつもこうでないといけない。
 隣の6畳の部屋は、TTとキャラメルの机や学校の道具やテレビゲームなんかがおいてあるけど、今度その部屋にロフトベッドを入れようと注文した。机が広いから二人で使える。

山上憶良

2004年4月25日
憶良らは今はまからむ 子泣くらむ それその母もわを待つらむぞ

私のようなものは、もうこのへんで失礼いたしましょう。今ごろは、子どもが泣いているでしょうし、その子の母、つまり妻も私を待っているでしょう。

私は山上憶良の歌が好きだ。「銀も金も玉も、、」や、「瓜はめば、、」なども有名で好きだけど、「憶良らは、、」も人柄が出ていて微笑ましい。名前はじじむさいけど、子を可愛がるマイホームパパだから意外に優しげで素敵な人かも、、と空想する。

本、映画

2004年4月24日 映画
TTの中学の時の友達で、すごくロマンチックな名前の子がいて、高校は違ったのに、なぜか最近つるんでる。
その子から本やビデオを借りてきて、自分はお返しに「愛が微笑む時」という私のビデオを持っていった。
 明日返すというので、借りた「スターシップ・トゥルーパーズ」というビデオ、面白いかなと私も見せてもらった。 近未来のSFで、ある惑星の昆虫型の異星人との戦闘の話で、ファンタジーだけど、すごく現実的やなと思える部分があった。
たぶんこんな見方をするのは、私くらいのものかもしれないが、
 主人公と恋人と友人の3人が軍隊に入るんだけど、主人公の恋人は、数学が抜群で操縦士になり、テレパシ−の能力を持つ友人は情報省に入り、階級も一番上。主人公は歩兵で階級も下、辛い訓練を受け、戦闘は最前線で戦友の悲惨な場面が盛りだくさん、、というふうなので、戦争なんかになると、人間の値打ちは、きっぱり決められて値打ちがない人間の命なんて使い捨てなんだなぁと、妙に感心してしまった。平凡な私のような人間からすると、たまらん論理やな。
 今、イラクでもそんな風に、使い捨て論理がまかり通っているようだと感じる。
 その友達はこの映画は80点で、私のベスト5の中の「愛が微笑む時」は75点だそうだ。本や映画の好きな人には、年齢を問わずシンパシーを感じる。
他に「グローリー」「オールウェイズ」「グラディエーター」「ムーラン」などが私の好きな映画です。
 TTに「バトルロワイヤル」の文庫本を貸してくれていたので、椎名誠の本を何冊か持ってきて、椎名さんの「哀愁の町に霧が降るのだ」を読んだらいいよ〜と、また、薦めてしまった。
 椎名さんは、文才と腕力で文壇を生きぬいている感じ。挿絵画家の沢野ひとしさん、弁護士の木村晋介さんと共に若い頃からの親友で、
 「哀愁の町に霧が降るのだ」という本は、シティーボーイの大学生の沢野さん、司法試験にむけて頑張る木村さん、アウトロー椎名さんを中心とした不思議仲間たちのおんぼろアパートでの共同生活を描いたもので、高校1年生のバンカラ時代から始まって、現在の彼らに話は飛びつつ、共に過ごした怒涛の時代をユーモアいっぱいに描いていてサイコーに面白い。

TTが国語の課題で、10冊ほどの中から1冊選んで感想文を書く、というプリントを持ってきたので見たら、課題図書の中に司馬さんの「故郷忘じがたく候」があったので「これがいいよ」と薦めた。
 第一短いし、文に無駄がなく面白い。隣の国、韓国との関係も考えさせられる。

トロイ

2004年4月22日 映画
映画「トロイ」の前売り券を買った。1枚だけ。1人で行く気まんまん。
 ブラピとO・ブルームと、どっちが素敵かなぁ。楽しみ。
TTは毎朝7時半に家を出て、自転車、電車、電車と乗り継いで1時間程で学校に着くらしい。ものすごく重い荷物を斜めがけにするので、襟章を2回も落としてしまった。
最初の頃は、帰ってくるとヘロヘロですぐに寝てしまっていたが、少しは馴れてきたみたい。
 最寄の駅で、中学の時の友達を待っていてしゃべったり、自転車を見つけてサドルを反対向きにしたりイタズラしてる。
 クラブはテニスにはいろうかなぁ〜と言っていたが、結局入らず帰宅部である。週に2回少林寺に行って3時間位練習している。
 この間あった宿題テストの順位が出ると思うので「Tテスト結果出たら、ちゃんと見せてよ。400番でも怒れへんから」と言うと「学校320人や」と言ってた。
 
キャラメルも帰宅部である。
 そろばんに週2回、塾に週4回行っている。
TTと、学食のことを話していて「カツカレーとかラーメンとかあるやん。いいな〜」と言っていると、急に怒り出して「何でT君だけ!キャラメルもラーメン食べたい」と言っていた。ラーメンが何より好きなのだ。夜鳴きラーメンのおじさんとは友達である。
 
「世界遺産」のテーマソング、鳥山雄司の「ソング オブ ライフ」という曲を良い音響で聴くと胸がいっぱいになって涙が出る。
 勇壮な曲にエレキギターのメロディーが加わり、最初のクライマックスの所で、銃や大砲の戦闘の音が入り、ほんの数秒、戦場の雰囲気が流れる。こんな場所に身を置いた人は、勝者か敗者かなど関係なく悲惨。
 
 世の中には敵か味方かという分け方の他に、命令する側か、される側かという分け方もあると時々思う今日この頃。
中学1年の次男、キャラメルの歯について考えている。
 まずナンテオジサン、私の母、ナンテオジサンの姉の3人が「この子の前歯出てる、矯正したほうがいいんじゃない?」と言い出した。 
 私はそれまで、そんなこと気がついてなかったし、頬がふっくらして、くちびるがちょっととんがって可愛いと思っていたのだ。
 そういえば、ナンテオジサンの兄弟は口が少し前に出ている顔立ちだ。それは個性だと思っていたが、彼らは「治せるものなら治したい」と思ってきたらしい。
 昔は矯正なんて出来ない時代だったけど、今では歯を綺麗にするのは親の責任だと言う。
 まぁ、60万円くらいの負担でそう辛くなく出来るものなら、すればいいかなと私も思ったが、知れば知るほど、生半可にやるものではないと思えてきた。
 リスクを侵してでも、するメリットがある場合にだけ、価値があるんではないかしら。
 よい歯を4本抜くこと。1ヶ月に1回の調整のたびに、痛さが2、3日続くこと。5年間矯正具を口の中に入れてうっとおしいこと。
 ひきかえにするほど、キャラメルの歯はひどくないと思えてきた。

友達に言うと「キャラメル君どこが変なん?ジャニーズにでも入れるの?」と笑っていた。
 

4月17日の日記

2004年4月17日
私は、人質になり解放されたあの方達を、尊敬する。
 危ない地で、取材して情報をもたらしてくれるジャーナリストに感謝する。民からの情報が遮断され、官からの情報しかもたらされなくなった事態を危惧する。
 いち早く駆けつけて劣化ウラン弾の被害を、世界に発信しようと試みた青年に、このような人もいるのだと驚きさえ感じる。
 見てしまった悲惨な事態に目をそらさず、弱い存在に愛を注げる女性に、その優しさに心が打たれる。

 アフガニスタンで活動するペシャワール会の中村哲医師は、何度か命の危険を経験したそうだ。
 何かの縁があって、危険な海外に目を向ける人達の意思や行動力を非難するべきではない。

 今回の出来事で、ご家族の自然な感情の爆発を、飛びついて報道するマスコミにこそ考え直してもらいたい。事件の当事者の取り乱したところを面白おかしく映像に乗せるワイドショー的な報道にはうんざりする。

 迷惑顔の政府、外務省は今回いい経験をつんだと思う。万が一拉致されたのが自衛隊員だったらと考えただけで恐ろしい。
迅速に的確に動くべき所が動けたか、きちっと検証して今後に生かしてもらいたい。
 今回の人質の人達のイラクに対する、誇れるべき行動や気持ちをアルジャジーラを通して、映像でどんどん流して犯人やイラク国民にアピールできたのか。
 それこそ災い転じて福と成すということわざのように、自衛隊の事さえも含めて、あなた達の手助けをしたいと我々日本人は、真に願っているのだということを宣伝するものすごく良い機会だったと思うのだ。
 そこんとこ、きちっとやってくれたのか。
高遠さんが、イラクの子どもらと映っている映像や、子どもらの証言は何よりも、真に迫ってイラクの人達の心を打つアピールになったことだろう。
 与えられたこのチャンスを、生かせたのか。

何よりも、そこを私は知りたい。

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